さわだ行政書士事務所のブログ 二足のわらじの奮闘日記

京都府亀岡市にある「さわだ書店」と「さわだ行政書士事務所」。書店をしながら行政書士も頑張っています。

果実酒づくりは、どんな果物でもOK?

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最近のホームセンターでは、果実酒を自分で作るコーナーが充実しているのですね。

知らなかった。

今年は自分で梅酒を作ろうかなと、ちょっと興味があったので立ち寄ってみたら、なるほど簡単にできそうですね。

ネットの作り方レシピを見ていても、梅酒はもちろん、かりんやレモン、オレンジ、パイナップル、ブルーベリー、グレープフルーツ、いちご、びわなど、多種多様です。

 

でも、「果実酒」を自宅で作って問題ないの?ということが真っ先に気になります。

もはや職業病ですね。

以前にこのブログでも紹介した、「酒税法」との関係ですね。

個人で使用(飲用)する目的であっても、許可なしにお酒を作ることは「酒税法」で禁止されています。

 

では、梅酒に代表される「果実酒」を作ることはどうなのでしょうか。

一般的に自宅で果実酒を作るときって、好みの果実と氷砂糖とホワイトリカーを買ってきて、下処理をしながら瓶に入れて漬ける(混ぜる:混和する)という感じだと思います。

言うまでもありませんが、「ホワイトリカー」自体を自分で作るのは、酒税法違反なのでできませんよ。

これは売っているお酒を買ってください。

ちなみにホワイトリカーとは、「透明なお酒」の総称で、焼酎のほかウオッカ、ホワイトラム、テキーラなども透明なお酒なので、ホワイトリカーに含まれるそうです。

 

酒税法によれば、次の物品以外のものを混ぜるのであれば、例外的にお酒を醸造したとはみなされない扱いになっています。

①米、麦、あわ、とうもろこし、こうりゃん、きび、ひえ若しくはでんぷん又はこれらのこうじ

②ぶどう(やまぶどうを含む)

アミノ酸若しくはその塩類、ビタミン類、核酸分解物若しくはその塩類、有機酸若しくはその塩類、無機塩類、色素、香料又は酒類のかす

 

そのほか条件としては、自らが消費するためであること、使用する酒類はアルコール度数20度以上であること、などです。

これらを満たすのであれば梅やカリン、オレンジやパイナップルなどの果実を漬けることは、問題ないことになります。

そりゃそうですよね。ホームセンターなどで、あれほど大々的に果実酒を作ることを促しているのに、法的にグレーなはずがありませんよね。

でも、注意すべきは、上記の①~③によれば、例えば「巨峰酒」はアカンということです。

穀物は発酵するのでもちろん、果物であっても「ぶどう」と「やまぶどう」は材料として使えないということです。

ネットを検索してみると、堂々とブドウを使った果実酒の作り方のレシピが載っているので、心配してしまいます。

違法ですからダメですよ。

 

一方、旅館などの飲食店では果実酒を作ってお客さんに提供する場合は、この基準以外にも要件があります。

営業目的での果実酒づくりになりますから、これにも特例措置があるとはいえ、別途要件や届出が必要になります。

 

なお、果実酒づくりには、35度の焼酎が適しているそうです。アルコール度数が高いほど、果実の成分が浸みだして、かつ、カビの繁殖が抑制されるそうですよ。

 

みなさんも、ぜひ作ってみてください。