さわだ行政書士事務所のブログ 二足のわらじの奮闘日記

京都府亀岡市にある「さわだ書店」と「さわだ行政書士事務所」。書店をしながら行政書士も頑張っています。

選択された道は明るいですか?

最近、生活について考えることがあります。

生活って、「収支のバランスの範囲でするしかない」ですよね。

収入は、給与など仕事による報酬だけではなく、例えば親からの援助や、不動産による収入であっても、お金として入ってくるのですから、収入に違いありません。

仮に支出が収入を上回る生活は、赤字を出し続けるのですから、当然にどこかで破綻します。

 

でも、生活は「破綻しなければいい」というものではない気がします。

大事なのは、「自分が納得(許容)できる範囲内で生活すること」ではないでしょうか。

 

贅沢してもキリがありません。背伸びしても仕方ありません。

人生、何があるか分かりませんから。

例えば、今は収入があるからと言って、必要以上の生活水準を求めるぐらいなら、将来のリスクに備えるべきです。

私はファイナンシャル・プランナーでもありますので、常にリスクを勘案します。

リスクマネジメントと言えば格好いいのですが、性分が臆病なんですね。

それは自分の生活においてもそうですが、私にご相談される方に対しては、特にその意識で接しています。

だって、本当に、人生何があるか分からないですもん。

選択の延長線上に明らかなリスクが潜んでいるのなら、積極的に回避する判断をするべきですよ。

 

例えば離婚の際に問題となるのが、住宅ローン残債を抱えたままでのケースです。

オーバーローン(ローン残債が現在の不動産の売却額を上回る場合)であれば残債の残る不動産は売却できませんから、ローンを返済しながら、別れた夫婦のどちらかが住み続けることになるのが多いと思います。

これは、他に方法がないのでしたら、仕方ないことですよね。

でも、これが本当に、「他に取る方法がないための最善の選択」ですか?

ちゃんと調べてますか?現状(立ち位置)を正確に理解していますか?

銀行は、ローンを継続してもらうことで金利の支払いを受けますから、「できません」と言いますよ。そりゃ。

その言葉を鵜呑みにして、35年ローンを完済するのを「待つの(with B)」ですか?

 

私はこの場合なら、なんとかしてローン残債を精算できないか、徹底的に方法を探るべきだと思います。

親族縁者や友人などから借金してでも、このローンを返済することを優先すべきかもしれません。

特に、夫婦での連帯債務なら、なおさらです。

だって、夫婦が別れた後も、金銭で責任を分かち合い続けるのって、不自然じゃないですか?

お互いに、新しい人生を歩むべき時に、大きな足かせがあるのと一緒のように思います。

明るいライフデザインができないですよ。

まして、「養育費の代わりに住宅ローンを負担してもらう」なんてことは、養育費の支払義務者に好都合でしかありません。

「養育費」は親がもらうものではなく、子どもがもらうべき権利です。

また、財産分与とも区別して考えるべき性質のものです。

 

もちろん、ローン残債が多すぎるなどで、「精算なんてどうにもなんない」ときはあります。

問題は、トントン、もしくは、「なんとかならなくはない」ときです。

詳しくは書けませんが、こんなときに取れる手段は、いくつかあります。

 

ここで、究極の選択になります。

公正証書の書面などで、ローンの支払いが滞らないように(元)夫婦間で契約をしますか?

もちろん、公正証書といえども、魔法の書面ではありません。

できることには限界があります。

もしくは、弁護士にお願いしてでも、ローンを解消する方法を採りますか?

私なら、1%でもローン解消の道があるならその可能性のため、徹底的に調べ尽くし、その見立てに勝算があると分かれば、弁護士を立ててでも、その可能性に託す選択をします。

だって、連帯債務ということは、いつ何時、金融機関はその連帯債務者に負債の一括返済を求めるかもしれない状況にあるのですよ。

離婚の事実がそもそも、金融機関との約款に違反していることもありますから。

その金額はローン残債によって何百万か、何千万か知れません。

住むところも追われるかもしれません。

一方、弁護士費用は数十万ですよ。もちろん、成功するとは限りませんけど。

いずれにせよ、どの道リスクはあるのですから、この金額を天秤にかけるべきです。

 

そしてなにより大事にしていただきたいのは、新しい人生に向けた「明るい道」であるかどうか、です。

だって、債務を背負ったままでは、「しがらみ」が残りますもん。

希望が見えるような人生を、ぜひ歩んでいただきたいのです。

それが苦労の多い道であったとしても、目的地に達する道が明るければ、頑張れる気がしませんか?

その苦労の先に、明るい人生が待っているような気がしませんか?

新たなパートナーとの出会いがあるかもしれません。

「借金背負ってる」と、そのチャンスも逃すかもしれません。

元の配偶者との連帯債務は、マイナスポイントが大きいと感じる人も多いと思いますよ。

 

考え方はそれぞれですし、判断するのはご本人です。

私は、客観的なアドバイスはしますが、考え方の押し付けはしません。

第三者からの押し付けで選択をして、それが例え客観的には正しかったとしても、ご本人が納得いかないのであれば、意味がないからです。

 

しかし、違った選択肢があったかもしれない状況で、ご本人にはまだ見えていないままに、勿体ない選択をされていては、後悔の大きい人生になります。

その選択肢をご提示して差し上げることは、行政書士であり、ファイナンシャル・プランナーでもある私の仕事かなと思っています。

もしよろしければ、調査してご相談にも応じます。

 

どうか一人で悩まないでくださいね。