さわだ行政書士事務所のブログ|京都・亀岡の相続・遺言・許認可|二足のわらじの奮闘日記

「さわだ行政書士事務所」と「さわだ書店」。京都府亀岡市で行政書士をしながら書店業も頑張っています。

iDeCoやってます 確定拠出年金の運営状況は、現在こんな感じ

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iDeCoについて

 iDeCoを始めて5年目の現在

 

今日はファイナンシャルプランナーとしてお話します。

iDeCoとは、個人型の確定拠出年金のことです。

以前に、このブログでも詳しくご紹介しましたので、ご参照ください。

簡単に言えば、自分で運営する年金制度のことです。

年金と言えば、まず公的年金には3種類あります。

  • 国民年金保険・・・日本国民の誰もが加入する義務があります
  • 厚生年金保険・・・会社員等が加入します
  • 共済年金保険・・・公務員等が加入します

なお、共済年金保険は平成27年の10月から厚生年金保険に一元化されています。

 

一方、私的年金には主に下記の種類があります。

  1. 企業年金(確定給付企業年金、厚生年金基金、企業型の確定拠出年金など)
  2. 個人年金保険
  3. 国民年金基金
  4. 確定拠出年金(個人型)

 

年金保険に関する専門家は社会保険労務士さんなので、詳しくは書きませんが、大別すれば前述となります。

このうち、確定拠出年金は、上記の1と4ですね。

そのうち、iDeCoと呼ばれるものは個人型の確定拠出年金で、上記の4となります。

 

私が個人型の確定拠出年金を始めた平成26年の当時は、まだiDeCoという愛称もなく、制度も限られたものでした。

例えば、今では自営業者や専業主婦も対象者として加入できますが、以前は無理でした。

 

あれ?おかしいと思われませんか?

行政書士事務所は、個人事業所ですよね!?

何で行政書士が当時の確定拠出年金に加入できたの?と思われるかも知れませんが、実は、私が二足のわらじで業務する「さわだ書店」は、有限会社です。

つまり法人で社会保険適用事業所のため、加入できたのです。

会社員(ただし会社が企業年金制度を導入していないこと)の場合、毎月の確定拠出年金の積立額(掛金を拠出できる額)は、当時も今も、上限は23,000円です。

私は上限の目一杯23,000円を拠出してきました。

 

そして、現在は平成30年の8月ですから、その間、4年余り。

その運用結果はどうなっていると思われますか?

次の通りです。

 

拠出期間 4年2カ月 

拠出金累計 1,150,000円

資産残高 1,189,590円

損益 +39,590円

 

どう思われますか?

約4万円のプラスが生じています。

つまり、この4年間での運用益が、約4万円あるということです。 

 

例えば、銀行の現在の利息は、0.001%というところでしょうか。

ちなみに、私が確定拠出年金を検討した4年前は、まだ0.0025%ぐらいでした。

この4年間で、さらに下がってますよね。

恐るべし、マイナス金利時代!

現在において、大口の定期預金をしたと仮定して、4年3か月の拠出額1,150,000円を0.01%の金利で預けた場合で計算すると、利子は168円でした。

つまり、銀行に預けてても4年余りで168円の利益に対し、iDeCoなら約4万円の利益があったことになります。

すごいじゃん!って、思われるでしょ?

 

以前は大幅損失だった

 

でもね、それまでは大幅マイナスだったんですよ。

1年前の平成29年頃までは、ずーっと、1万円程度の損失が続いていました。

iDeCoは、拠出額の全額を、自分の判断で好きな銘柄に投資できる特徴があります。

私の場合、23,000円のうち、その約4割を元本確保型の商品に充てています。

つまり、定期保険などです。

そして残りの6割を、外国・国内の株式、不動産、国内・海外債権、その他複合型投資に振り分けています。

過去のほとんどが損失(赤字)だったときの主な要因は、iDeCoの手数料に加え、国内株式と国内債権の成績の悪さでした。

安倍政権になって国内株式が良くなったと言われていても、この成績でしたから、いかに景気の良さという評価は、一部の上場企業に限定されていたのかがわかります。

 

トランプ大統領の登場

それが、トランプ大統領の登場で、アメリカの景気が上がった途端、iDeCoの運用損益が大幅に回復しました。

この僅か1年で、1万円ほどの損失を回復して4万円の利益でしょ。

つまり、5万円の回復幅があったことになります。

海外株式、すごいです。

 

iDeCoはポートフォリオが重要

 ポートフォリオとは、簡単に言えば投資リスクの分散です。

投資商品にはいくつか種類がありますが、様々な要因によって、価格(価値)が上下します。

その変動差をもって、儲かったとか損したという状況が発生しますよね。

そして、金融商品には特徴があります。

株式と債権(例えば国債など)は相互関係があって、一般的に真逆の動きをすると言われています。

つまり株式を買うなら、国債も買っておけば、株価が下がったとしても国債が上がるので、リスクが軽減されるというものです。

しかし、今はマイナス金利時代ですよね。

債権は昔ほどは上がらないので、ポートフォリオが効かず、損益が先行していたのだと思います。

 

それが、約1年で大幅回復でしょ。

やったぜ!というより、投資は怖いなあというのが、正直な感想です。

当然ながら今後、逆も起こりえるんですよ。

株式の大幅暴落があれば、この4万円の利益など、すぐに吹き飛びます。

もっと大幅損失も有り得ます。

それが投資の怖さです。

だからこそ、ポートフォリオにて、リスクの分散が重要になります。

 

前述にもありますが、私は元本保証型の商品を、全体の投資比率の約40%を確保しています。

できれば、50%は欲しいところですが、ファイナンシャルプランナーとして投資商品の変動幅を知るためと、私の理論を実践するために実施しています。

いわば試験的に実施しているので、正直なところ投資による損失は許容しています。

 

なぜiDeCoなのか

 以前のiDeCoのお話でもご紹介しましたが、私がiDeCoをする理由は、税額の控除が主たる目的です。

iDeCoは、その掛金の全額が所得控除の対象ですから、所得税(場合によっては住民税も)の節税に効果があります。

しかもiDeCoは、60歳になるまでは引き出しができないという制約はありますが、いわば積立金のようなものです。

銀行の預金に預けたとしても、税額軽減の効果は期待できません。

しかも銀行預金による利息には、税金がかかりますから、月々23,000円の積み立てで利息は期待できるものではありません。

 

一方、iDeCoなら、所得税(住民税)が節税できます。

しかし、運用次第では、大きな損益が出ることも充分にあり得る制度です。

大げさに言えば、積立金のほとんどが、水泡として消えることも、ないとは言えないのです。

 

一つの考え方として

 iDeCoによる運用益がマイナスであったとしても、所得税(住民税)が控除される額の範囲までなら許容範囲、トントンと言えなくはないでしょうか?

だから、元本保証型の商品を組み入れることが、とても重要になるのではないかと思います。

確かに私の場合も、元本保証型の商品は、元本保証できておらずマイナスの運用益となっています。

なんでやねんと思いますが、これもリスクマネジメントです。

元本保証型の商品は、株価の変動に影響を受けない存在とし拠出金のうち積立の割合を確保してくれます。

大事なのは大損を出すような運用は絶対に避けること、です。

制度としては年金なんですから、将来のための貯蓄を投資で失っていては、本末転倒です。

 

だから今、海外株式が好調だからと言って、そこに比重の多くを置くと危ないですよ。

株価変動のリスクにも対応できるような、バランスの良い資産拠出の配分(ポートフォリオ)をお勧めします。

iDeCo(確定拠出年金)の実態は、紛れもなく投資ですから。

 

提言

 

私は決して、銀行に預けるなと言っているのではありません。

iDeCoを活用すれば、税額控除を受けながら、将来に向けて積み立てもできますよと言いたいのです。

しかし、そのためのリスクはあります。

リスクを回避するために、iDeCoの制度をよく理解して、常に状況把握とメンテナンスに努める。

積立金を目減りさせるような運用は、絶対にしないようにすることです。

 

ファイナンシャルプランナーは生命保険なども含め、ライフデザイン(生活設計)の専門家ですから、投資に関する個別銘柄などのアドバイスなどは、もちろんできません。

iDeCoも投資で自己責任ですから、くれぐれもご注意くださいね!

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